古屋院長ブログ
先日車に乗って家族で買い物に出かけた時、信号待ちで隣の車をふと見たら運転席にお母さんが、後部座席には5歳くらいの子供が乗っていました。お母さんはくわえタバコで窓ガラスを少しだけ開け、室内はタバコの煙で曇っていました。後部座席の子供は何だか落ち着かない様子で、それでもいつものことなのか、お母さんの方をしきりに覗き込んでいました。タバコを吸っているお母さんには分からないことかも知れませんが、タバコを吸わない幼い子供は、お母さんと一緒になってタバコを吸っているのです。ただ子供は口に出して言うことはできずされるがままの状態です。私には、その子供が「お母さん、タバコ臭いよ!」と心の中で訴えているようでした。それと同時に、そんなお母さんに育てられている子供がかわいそうで仕方がありませんでした。ほんの1分にも満たない間の出来事ことでしたが、信号は青に変わり子供を乗せた車はタバコの煙とともに走り出してしまいました。
受動喫煙の問題が提示されるようになって久しくありませんが、こんな状況を見ると何とかならないものかと、大人のマナーや周りのことを考えることができる気配りについてついつい考えてしまいます。
2008.07.05