ウルセラシステム 施術内容
高密度焦点式超音波(※HIFU)で、狙ったポイントのみに超音波のエネルギーを集中して照射し、弛んだ皮膚とSMAS筋膜をダブルで引き締め、たるみを強力に引き上げるマシーンのことを言います。ウルセラシステムは、FDA(※)で初めてリフトアップの効果がある医療機器として認められ、『リフト』という言葉でFDAの承認を受けている唯一のたるみ治療機器です。
※HIFU (=High Intensity Focused Ultrasound) は、高密度焦点式超音波による治療法で、超音波が集中して当たる部分だけに熱エネルギーが加わり、他の組織にはほとんどダメージを与えません。また、 HIFUは婦人科の治療や前立腺癌の腫瘍手術などにも幅広く使用されています。
※FDA (=Food and Drug Administration、食品医薬品局)
日本の厚生労働省にあたるアメリカの行政機関
お勧めの方
・メスを使わずにリフトアップしたい
・目元、頬のたるみを改善したい
・フェイスライン、首のたるみを改善したい
・ダウンタイムの無いたるみ治療が受けたい
・たるみ治療を受けたことを周囲に知られたくない
・最新のたるみ治療を受けたい
たるみとは?
たるみは皮膚・皮下脂肪・筋肉の老化が主な原因です。そして、大きく分けて3つの症状がその原因をつくっています。1つ目は皮膚そのもののたるみです。皮膚は、表皮、真皮で構成されており、加齢と共に真皮層のコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸は減少し、皮膚のハリや弾力が失われてしまうことがたるみの原因となっています。
2つ目は、皮下脂肪のたるみです。皮膚の下には脂肪層が有り、脂肪の間には繊維状のコラーゲン組織があります。どちらも皮膚のクッション的役割を果たしているのですが、加齢と共に脂肪のボリュームが減少したり、コラーゲン繊維が萎縮したりします。このことにより、たるみを引き起こしているのです。
3つ目は、筋肉のたるみです。加齢や運動量の減少によってからだ全体の筋肉が衰えるのと同様に、顔の表情筋などの筋力も次第に衰えます。皮膚や脂肪層を支えている筋肉の衰えは、たるみを引き起こす最も大きな原因となっています。
ウルセラは、この弛んだ筋肉層の入口に位置するSMAS筋膜を強力に引き上げる事を可能にした最新型たるみ治療マシーンなのです。
ウルセラの特徴
(1) ピンポイント照射でSMAS筋膜を強力にリフトアップ
超音波は、一般的に直進しながらエネルギーが拡散し、物にぶつかるとはね返るという特徴があります。一方、ウルセラシステムで使用しているHIFUは、超音波を、焦点を結ぶように照射することで、狙ったポイントのみに熱エネルギーを集中した照射が行えます。このため、SMAS筋膜や周辺組織にダイレクトに熱ダメージを与えられるのです。
(2) 3種類のトランスデューサーで、真皮層からSMAS筋膜まで一挙にリフトアップ
当院で行うウルセラシステムは、肌の深層部のSMAS筋膜と皮下組織をターゲットとする4.5㎜と3.0㎜の2つのトランスデューサーと、真皮層の中層部をターゲットとする1.5㎜のトランスデューサーを用いることにより、小じわからたるみまで一挙に改善することが出来ます。ウルセラの超音波エネルギーが4.5㎜の深さまで到達することにより、その深さに位置するSMAS筋膜にダイレクトにアプローチする事が出来るのです。
(3) 熱ダメージによる創傷治癒作用が大量のコラーゲンを生成
HIFUの照射で熱ダメージを受けたSMAS筋膜や周辺組織は、修復過程において活発なコラーゲンの生成と収縮を繰り返します。1~2ヶ月のターンオーバーのサイクルにあわせて徐々にSMAS筋膜を引き締めます。
(4) モニターをチェックしながら安全で的確な照射を実現
ウルセラシステムは、産婦人科をはじめとする各診療科で用いられているエコー画像機能を採用しています。モニターに映し出される深さを確認しながら、患者様それぞれの症状に適した安全で確実な照射を行います。
(5) ダウンタイムは殆ど必要なし
ウルセラシステムは、超音波が集中して当たる部分だけに熱ダメージが加わるので、肌の表面や他の組織には殆どダメージを与えません。照射終了後は、赤みが生じますが、ほとんどの場合1時間以内には鎮静します。
その他のたるみ医療器とウルセラとの比較
これまでに登場したたるみ治療医療器の代表的なものとして、サーマクール・ポラリス・リファームST・タイタンなどが挙げられます。これらのマシーンは、レーザー光や高周波を応用し、たるみの原因となっている真皮層をターゲットとした治療器です。中でも最強マシーンとも言われているサーマクールでさえも、皮下3㎜の層をターゲットとした治療しか行えず、たるみの根本的な原因となっているSMAS筋膜までのアプローチまでには至りませんでした。
ウルセラシステムは、これまでのたるみ医療器の最強番として、皮下4.5㎜にまで及ぶ超音波の熱エネルギーで、確実にSMAS筋膜を引き締めることを可能にしたマシーンなのです。
施術の流れ
担当医があなたのお肌の状態やご希望を伺い、治療内容や方法について分かりやすく説明します。
(2) クレンジング
カウンセリングで治療内容が決定したらクレンジングと洗顔を済ませて頂きます。
(3) デザイン
担当医が治療部位にマーカーで印を付けます。
(4) テスト照射
本格的な照射を行う前にテスト照射をします。患者様の痛みの加減・症状に合わせて出力レベルを調整します。
(5) 本照射
照射部位に専用のジェルを塗布します。照射中は、常にモニターで超音波の当たり方をチェックし、患者様の照射部位や熱の感じ方に注意を払いながら、丁寧に効果的な照射を行います。
(6) 照射終了
ジェルを洗い流した後は、少し赤みが生じていますが、通常通りメイクをして頂ければカバー出来ます。メイク終了後はそのままお帰り頂けます。
料金
1.5mmと3mmと4.5mmを使用 | |
両頬 | 194,400円 |
目尻 | 97,200円 |
下眼瞼 | 97,200円 |
額外側 | 97,200円 |
顔全体(両頬、目尻、額外側) | 367,200円 |
(上記+下眼瞼) | 432,000円 |
下顎 | 97,200円 |
下顎、頚部 | 324,000円 |
施術概要
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施術時間
顔全体で約30分 顔全体・首で約60分
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麻酔方法
麻酔スプレー鎮痛剤
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痛みについて
施術中の痛みの感じ方には個人差が有りますが、額やこめかみなどの皮膚の薄い部位は響くような痛みを感じる場合が有ります。施術後の痛みは、照射部位により、筋肉痛のような痛みが2~3日続く場合もあります。
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腫れ具合
★
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ダウンタイム
照射範囲が広い方は、3~5日は若干の腫れが伴う場合があります。
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その他
メイク : 直後から可能
洗顔 : 当日より可能
シャワー : 当日より可能
同時に行うことが多い施術
症例写真
全顔 1回治療、150日後
眉のリフト 1回治療120日後
よくある質問と答え
- 照射中の痛みは有りますか?
- ウルセラの効果は、いつ頃から実感出来ますか?
- ウルセラの効果はどの位続きますか?
- ウルセラは、どの位の間隔で受ければ良いですか?
- ウルセラが受けられないのはどんな場合ですか?
- 他の医療機器を使ったたるみ治療を受けた後でも受けられますか?
- ヒアルロン酸やボトックス注射を受けている場合も直ぐに受けることが出来ますか?
- 照射後の痛みや腫れについて教えて下さい。
- 照射後に気を付ける事は有りますか?
- 痛みの感じ方には個人差が有りますが、なるべくクーリング無しでの照射が理想的です。コメカミや額、顎周辺など皮下脂肪の少ない部位は痛みがあります。我慢出来ないときは、クーリングしながら行うことも出来ますので、ご安心下さい。
- ウルセラは肌の深層部のスマス筋を引き締める治療ですので、肌のターンオーバーに合わせて照射後2~3ヶ月後には効果が実感出来ます。
- 照射後は、2~3ヶ月後が効果のピークとなり、その後は平均的に半年~1年以上効果が持続すると言われています。
- 一般的には、1回の治療で半年~1年以上の効果が続くと言われています。症状によっては、半年後以降に、効果の実感が少なかった部位を再度受けられると、より効果的です。通常は、1年に1回~2回のペースで受けられることをお勧めします。
- 治療の希望箇所に完治していない傷や化膿しているニキビなどがある場合は、避けた方が良いでしょう。その他、妊娠中の方、ケロイド体質の方、アトピー性皮膚炎の症状が重度の方、現在他の病気を治療中の方などは、お受け頂けない場合があります。
- 特に治療後の炎症(かさぶた、腫れ、赤み)が無ければ、間隔を開けなくてもお受け頂けます。続けてお受け頂くことにより、相乗効果も期待出来ます。
- 注入部位や注入量にもよりますが、大事を取って注入後1~2週間は間隔を開けてお受け頂くことをお勧めします。
- 照射後は、照射の刺激による赤みが30~60分ほど続きますが、多くの方は問題なく鎮静します。腫れは、照射部位にもよりますが1週間程で徐々に落ち着いて来ます。
- 照射当日は、長時間の入浴や飲酒は控えた方が良いでしょう。また、照射により肌が敏感になっていますので、過度のマッサージや刺激は避けて下さい。紫外線にも注意が必要です。