症例写真レポート
加齢による瞼の変化とその手術方法
加齢による代表的な変化には以下の3つがあります。
①皮膚のたるみ ②上瞼のくぼみ ③眼瞼下垂
上瞼のくぼみが強い場合には通常脂肪移植をお勧めしますが、この症例のようにくぼみの程度がそれほど強くない場合には、二重の切開法と眼瞼下垂の手術で、若々しい目の印象になります。
眼瞼下垂の手術には、少しくぼみを目立たなくさせる効果があります。
くぼみが強い眼瞼下垂
[ 院長古屋のワンポイントアドバイス ]
加齢とともに起こる上瞼の変化は、くぼみと眼瞼下垂です。どちらがあっても、老けて見える原因となります。
眼瞼下垂の手術単独でもくぼみは改善傾向にありますが、この症例のようにくぼみの程度が強い場合には、眼瞼下垂の手術と同時に脂肪移植を行って初めて加齢を感じさせない若々しい目の印象となります。
眼瞼下垂
[ 院長古屋のワンポイントアドバイス ]
コンタクトレンズ特にハードコンタクトで眼瞼下垂を生じることはよく知られるようになりました。コンタクトの使用といった日常生活で生じた眼瞼下垂は、先天性(生まれつき)の眼瞼下垂とは手術方法が異なり、瞼の皮膚を切開して行います。個人差はありますが、1か月ほどすれば見た目にもかなり自然な状態となります。
眼瞼下垂にはいくつかの手術方法があり、手術方法によって腫れや内出血も異なります。一般的には腫れは1週間でかなりひいてきます。内出血は必ず出ますが、1週間もすればメイクで隠せるくらいのことが多いと思います。
眼瞼下垂
[ 院長古屋のワンポイントアドバイス ]
眼瞼下垂の手術で、トロンとした眠そうな目が目力のあるパッチりとした目に変わります。目の開きが大きくなると二重のラインが奥に引き込まれるので、二重の幅が狭くなります。そのことを想定して、二重のライン幅を再設定していきます。術後には、眉毛が下がったり、肩こりが改善したりすることもあります。
眼瞼下垂の手術の欠点として、瞼の状態によっては手術後に厚ぼったく見えたり、兎眼(目が閉じにくくなって薄目が開く)することがありますが、手術の前に診断をしてこれらの合併症をできる限り回避するような手術方法を選択することも重要となります。