症例写真レポート
目頭切開
[ 院長古屋のワンポイントアドバイス ]
目頭切開で重要なポイントのうち手術後の傷あとの問題があります。目頭部分は、二重の切開した後の傷と比べて目立つことがあります。
主な理由は2つあります。1つには、二重切開後の傷は二重のラインに入り込むので見えませんが、目頭の傷はいつも露出しているので傷はどうしても見えてしまいます。もう一つの理由は目頭部分はもともと皮膚の緊張が強めで、また皮膚の部位的な性質上、肥厚性瘢痕(ケロイド状)という傷跡となりやすく、赤みや盛り上がり・凹凸などになることがよくあります。
傷をできる限り目立たなくさせる方法として手術術式も重要ですが、それ以上に技術的なことになりますが最適な縫合方法に尽きると思います。
刺青除去(切縫)
[ 院長古屋のワンポイントアドバイス ]
刺青・タトゥーをレーザーで完全に消せない場合には手術が適応となります。手術の中で最も傷跡が目立たない方法は、本症例のように刺青の皮膚切除手術を数回繰り返す方法です。この切縫の手術はある程度大きい刺青に対しても行えますが、刺青の入っている部位やその大きさ、また皮膚の伸び具合によっては完全に刺青を取り除くことができない場合もあります。
眉毛リフト+コメカミリフト(内視鏡による手術)
[ 院長古屋のワンポイントアドバイス ]
二重の幅を広げる方法の1つとして眉毛リフトがあります。目尻外側のたるみが強い方にはコメカミリフトを同時に行うこともあります。
二重幅を広げることは、もちろん二重の切開法でも可能です。しかし、眉毛リフトと二重の手術との仕上がりの差には数多くのことがあげられますが、決定的な違いはナチュラルな二重のラインが得られることです。
眉毛リフトの手術は、簡単には以下のような状態の方に対して行います。
①加齢によって二重が狭くなり目尻の垂れ下がりも出てきた場合
②切開法で希望の二重をつくると厚ぼったい二重になってしまう場合
③年齢にかかわらず、眉毛の下の皮膚が下がっていることが原因で厚ぼったい目に見えている場合
内視鏡で行う眉毛リフトは髪の毛の中の小さな切開で行うので、従来の手術を比べて大きな腫れの期間は短く1週間くらいです。上瞼から下瞼にかけての内出血は出ますがメイクで隠せます。
エラ削り
[ 院長古屋のワンポイントアドバイス ]
当院で行うエラ削りの手術は最大の効果を出すために、骨切り術に骨削り術を併用して手術を行います。手術は口腔内から行うので皮膚に傷を残さず腫れが非常に少ないことが特徴です。
気になる腫れについては、個人差もありますが平均手術後1~2週間程度でほとんど目立たなくなります。施術に際して仕事を休む期間は1週間くらいです。また手術後に腫れが気になるようでもマスクで十分隠せます。
エラの張り出しが大きい方の場合には、手術後1か月も経過すると横顔だけでなく正面から見ても小顔効果がわかります。
下眼瞼切開(ハムラ法)
[ 院長古屋のワンポイントアドバイス ]
加齢とともに下瞼には、しわ・たるみがでてきます。しみはメイクで隠せますが、下眼瞼のしわ・たるみはメイクで隠すことができません。下眼瞼に生じている加齢の変化は3つあります。皮膚のたるみ、下眼瞼の筋肉のゆるみ、脂肪の突出です。老化による変化で、これら3つのうち何が下眼瞼に起こっているかによって手術方法が異なります。指で下眼瞼を軽く引き上げて下瞼のたるみの改善がある場合には、少なくともたるんで下垂した下眼瞼の皮膚切除が必要になります。
この症例のように、皮膚のたるみがあり、筋肉もゆるんでいて、脂肪も量が多くて突出しているような「目袋」を形成している場合には、脂肪を有効利用する「ハムラ法」が非常に効果的な手術方法です。
大きな腫れは約2週間くらいで、内出血は1週間くらいは目立ちます。休みの期間は1週間は最低必要です。